はんだやレイブとは?

Handaya Rave

はんだやレイブ執行部は、音楽と牛タンの都・仙台を中心に活動している任意団体です。まれに都内クラブなどにも出没したりしますが、基本は仙台の野外レイブとなっております。また、CDリリースなども行っており、前身団体を含めますと、約9年の歴史を持つ団体となっております。

昨年度から、様々な自主制作音楽家の活躍の場としても機能させていこうということになり、2004年末に第1回はんだやレイブを開催いたしました。様々な自主制作フィールドで活躍中のアーティストのご参加をいただき、イベントとしてのみにとどまらず、情報交換の場としても成功を収めることができました。

また、イベント参加者から曲を募り、コンピレーションCD『はんだやレイブ'04』のリリースもいたしました。これもひとえに皆さんのおかげであるとスタッフ一同感謝しております。

経緯

『はんだやレイブ』とは『めしのはんだや』の本拠地である仙台市内で行われるレイブのことです。2004年冬、はんだやレイブの記念すべき第一回は敢行されました。

ひとえに電子音楽といっても様々で、細分化は激しいですが、そういったジャンルの枠を取り払って、ある一介の大衆食堂本拠地に集い、各々がやりたいパフォーマンスをしようという趣旨で行われているものです。

▼ニセマリオさんとニセルイージさんが舞踊している図 mario.jpg

これまでのMJセットリスト

○仙台風芋煮,○カレー(&うどん),○チリビーンズ,○焼き餃子,山形風芋煮,秋田風芋煮,コーヒー,中国茶,タイ料理,ボルシチ,白菜と水餃子のとろとろスープ,タイカレー,チリトマト,×アベックラーメン,クレープ,白玉ぜんざい,チョコバナナ,ワッフル,ホットケーキ,流しそうめん,すいか割り,焼きさんま,焼き牡蠣,たこ焼きのような何か

○は定番 ×は調理失敗リベンジせよ

コラム

はんだや

ひとえに大衆食堂といっても様々で、細分化は激しいですが、そういったジャンルの枠を取り払って、ある一介のはんだや本拠地に集い、各々がたべたいめしを食おうという趣旨で行われているものです。

日本三大土着レイブ(自称)

杜の都仙台で、私NABEがスタッフをやっている野外音楽&美食の祭典「はんだやレイブ」が開催されています。

昔々は別名称で野外レイブをやってたのですが、仙台のソウルフード「めしのはんだや」が好き過ぎて、現在の名称になりました。

めしのはんだや http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%81%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%84

何だかんだでもう10年以上参加してるこの祭。まさか30歳過ぎたいい大人が、真昼間から大音量のダンスミュージックとビールで酔っ払いつつ、子供と老人と外国人達と戯れる事が、こんなに楽しい事なのか!と今更ながら驚かされます。

なぜ仙台まで行く必要があるのか? それは日本のロッテルダム(と我々は勝手に言ってる)仙台 勾当台公園には何かを狂わす特殊な磁場が働いているからです。 祭とは非日常でなくてはいけません。かなまら祭りしかり、御柱祭りしかり、スペインの牛追い祭りしかり。

なぜ野外なのか? 日常の中にある非日常的空間。必然と偶然。色々な出会いに尽きます。 はんだやレイブを体験した子供達が、将来何らかの形で音楽や映像に携わる様になって、「はんだやレイブ」の事を語ってくれたりしたら最高に嬉しい。逆にお年寄りが音楽に目覚めちゃってもいい! 実際激しいノイズでガシガシ踊る幼児や、UKハードハウスで独特な動きをするおじいちゃんが存在するから。 このまま何十年頑張れば、仙台に土着する祭りになるかもしれません。それまでは、はんだやレイブに関わり続けたいと思ってます。

東京、横浜から仙台に相乗りで向かうツアーを組んでます。興味ある方はぜひどうぞ。

[mixi]はんだやレイブコミュニティ、はんだやツーリストトピック http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=29636422&comm_id=288918

平成二十年四月十九日 バッドガイ☆ナベ 拝

はんだやレイブ08春

5がつ4にち(日よう日)

仙台で行われる「はんだやレイブ」に参加する為秋葉原で「はんだやツーリスト」のメンバーと合流。

「はんだやレイブ」とは、年に二回ほど仙台で行われるカオスなまでに開放的なとても楽しい屋外DJイベント。そして「はんだやツーリスト」とは、関東からのレイブ参加者が皆でレンタカーを借りて安くかつ楽しく行こうと恒例化してるもの。今回のツアーは16〜7名、車2台での旅となりました。

で、メンバーの中に、在京の熊本出身者が何と4人もいる事が判明。うち二人は元々友人の間柄だったとは言え、それ以外はまったく関係ない者同士で集まっており、これはすごい偶然。

しかも、よくよく話を聞いてみると、全員同じ熊本市であるばかりか実家もしくは通っていた学校がほぼ同じ町内に集中してる事が発覚!(後でGoogleマップで計ったところ、半径1km圏内に納まりました)

もはや同郷とかいうレベルじゃねえ!どんな奇跡だ!!

その4人が全員同じ車に乗った為、熊本人乗車率が実に約半数。道中は「なまず堂の店舗」「シャワー通りのネーミングセンス」「テレビ局のキャラクター達」「ヒライのうどんの裏技的食べ方」などローカルトークに花が咲きこの時点でものすごく楽しかったです。方言まで使って他の人たちは完全に置き去りでしたけど(笑)。

こうなって来ると熊本県人会をはんだやレイブの一大勢力としていずれ熊本ローカルネタが満載のDJとか出すべきですな。自分に曲を作ったり機材をいじったりするスキルが無いのが悔やまれます。とりあえず次回は、foxyunさんあたりに熊本人のソウルミュージック「サンバおてもやん」をかけてもらおう(笑)。

そんなこんなで途中濃霧に囲まれビビッたりしつつも適度に休憩を取ったりして朝の6時頃に合流場所の仙台の半田屋に到着。すると駐車場に見慣れた松本ナンバーの痛車を発見。 VJのあかはねさんも長野より一足先にやって来た模様。この人も今月に結婚を控えてそれどころじゃないでしょうに…。

めし小(一般的な大盛)、鯖味噌煮、オクラ納豆、冷奴を注文して500円未満。相変わらず半田屋は盛りも値段もサービス精神旺盛ですな。さすがはイベントの名前になるだけの事はあります。ほんの2時間ほど前にSAでおにぎりを4個ばかり平らげていた某人物の発した「半田屋は別腹」は名言中の名言。今回は残念ながら名物の1kgカレーを注文した猛者はおらず。

その後会場の勾当台公園に到着して皆で設営開始。仙台にはまだ桜が残ってました。やっぱ日本って広いな。パチパラTを着て戦闘態勢も雨で思いの外気温が低くちょっと寒い…。

そしていよいよDJの皆さんによる最高にクールなプレイが開始。主催のfoxyunさんは相変わらずオンリーワンな奔放プレイ。打ち込み系でも何でもなく「まんが日本昔ばなし」(本編)を流したり突然「君が代」を流したり(注・思想的な意図はありません)、曲の一つ一つが何が飛び出すかわからん神秘ゾーンでありました。

自分も周囲にそそのかされて、quadさん(正統派DJ)のプレイ中にアンデス(鍵盤笛)を吹きながらステージに乱入するなどして何だかよくわからない事をやってしまいました。

そんな中、特に光っていたのは初参加のDJ、moqueさん。前身から数えると10年が経ちメンバーの高齢化が叫ばれていたレイブに圧倒的な若さで初登場した音大に通う19歳の超新星。

延々食べ続けながらのプレイや画面に出た漫画の台詞を瞬時にラップで読むなどの自由なスタイルと、MCのハイテンション、堂々とした態度、決めるところを決める一方で突如暴れ出したりする動きの読めなさはまさに若さが溢れており、皆から大絶賛。こいつぁ大物が来ましたよ。

多分他にも作ってはいるんでしょうが、今回のコンセプトとして曲のタイトルがすべて虫の名前から来ており、その都度さかなクンばりのハイテンションでその虫の解説をする事から、早速「昆虫クン」のあだ名を命名される事に。あと10年は安泰ですな。

一方、DJプレイを彩るのに欠かせない存在であるVJ陣。「僕のVJはVideo Jouei」と言う面白映像愛好家のNABEさんが曲とは無関係に流す珍妙な映像の数々がやたら面白く、ずっと見入ってました。特に怪獣ビッグバトルの映像は多くの人にカルチャーショックを与えたようです。個人的には韓国の特撮「ファイティングマン」の変身シーンがツボ。モニターの前で大勢で真似をする様は何かの宗教のようでした(笑)。

また、NABEさんだけでなく、アニメ・ゲーム系の曲が流れるや映像をすぐに出せるあかはねさんの仕事の速さおよび素材の豊富さや、唯一正統派VJであるgatotsuさんの格好良いエフェクトの数々は見てるだけで楽しく、すっかりVJブースに居座ってしまいました。一応ビデオカメラをあちこちに向けたりとか多少の仕事はしましたけど。

ビデオ撮影中のDJの映像に合わせてのニコニコ動画風コメント演出は腹筋がよじれるほど笑わせていただきました。あれはずるい。

また、DJプレイだけでなく、半田屋をリスペクトしてる事から無料で鍋や食べ物を振舞うのがはんだやレイブの大きな特色。芋煮鍋、すき焼き、チリビーンズ、白玉ぜんざい、クッキー、うまい棒、キャベツ太郎、かしわ餅、ビール…。

これらは関係者だけでなく通りすがりの見物人にも広く振舞われ、一般のお客さんも舌鼓。いやホント美味かったです。ツーリストと良い、皆さんの善意で成り立っていますなあ。

そんな平和を乱すかのように激辛の調味料を持ち込む者が一名。タバスコよりはるかに強烈で、皿にほんの一滴入れるだけで味が激変。二滴以上入れたらもうヤバイという劇薬です。チリビーンズに入れたら美味かったけどそれ以外は厳しいわコレ。

さらにはそのまた20倍の辛さというデスソースなるものまで登場。ラベルにドクロの絵が描かれてるとかどう見ても毒物扱いです。興味本位で挑戦しては無残にも悶絶する者多数。瓶を振り過ぎてうっかり入れ過ぎてしまった日にはもう大惨事でした。自分は最近辛い物でよく体調を壊すのでこちらは遠慮しましたが…。

書こうと思えばいくらでも書けるけど、さらに長くなるので割愛。とにかくどのクラブイベントなどとも比べられないすべてがオンリーワンのイベント、それがはんだやレイブなのです。

詳しい時間はわからないけど7時か8時頃かな、に終了。小雨が降ったりして一時はどうなるかと思ったけど大事には至らずよかった。むしろ朝から降ったせいで地元の人が遠出をしなかった為、一般ギャラリーの数は普段より多かったように思います。

同じように皆で後片付けをしてから一応の解散。しかしまたこれからが長い、家に帰るまでがレイブですよ。

平成二十年五月六日 森嶋 拝

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Last modified:2016/03/28 19:06:23
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